こんにちは!個人ブログではへるしぃどんどこらいふというブログを運営しています。Tumaini Nyumbani代表亀谷です。
私は今Facebook上で寄付を募らせて頂いているのですが、寄付する人には共通点があることに気づきました。
15年国際協力してきて、やっと今、その寄付する人の共通点に気がつきましたので急いでブログに記します。
勿論「優しい人」という共通点はあるのですが、寄付しない人も優しい人が多いです。
寄付しない人は優しくないというのは違うんですね。
その寄付して下さる人の共通点を今回お話します。
優しい以外の、寄付する人の共通点はですね、ズバリ!!……「お金持ちの人」?!
いえ違います。全然違います。
むしろ上の図は金持ちと貧乏の位置をひっくり返したほうが、実際に近いのではないかと感じます。
では何かというと、寄付する人の共通点は、ズバリ、「寄付したことがある」という共通点です。
全員「寄付」のリピーターさんです。以前私たちの団体、または他の団体に寄付したことある人が、寄付して下さってるのです。
私は考えました。
何故リピーターさんは寄付できて、何故寄付したことない優しい人は、寄付の呼びかけに足が止まってしまうのか。
私は想像しました。それは、「経験」だと思うんです。「慣れ」とも言えるかもしれません。
よく回してる蛇口はためらいなく回せるけど、一度も回したことのない蛇口はホコリが被っているし、錆びついていて回らないかもしれないから手を出せない…。そんな感じでしょうか。
日本では、何かないと、国際協力で1000円以上の寄付というのをする機会がまずありません。
そう、日本では、、アメリカだとGDPに対する寄付の比率が1.44%なところが、日本では0.14%なんですね。
アメリカは日本の10倍のGDPに対する寄付の比率。
アメリカは日本の4倍のGDPですから、もし私がアメリカで寄付を募れば…40倍の寄付が集まるわけです!!o (TOT)o
そう、辛いんです。寄付が集まらなくて日本で潰れていく団体がどれくらいあるかなぁと思います。
私は皆様のおかげで15年間続けてくることができました…というのは間違いなく正解ですが、割とメンタル面で強い私だったからこそ何とか続けてこれたという面も大きいと思います。
日本人はアメリカ人と比べると40倍優しくないのでしょうか。
違います。
何故寄付がすんなりできないのか、それは寄付したことない人に「寄付体験」がないからです。
アメリカ人は小さい頃から教会で困っている人のためにお金を寄付する習慣がありますが、日本ではありません。
結果、長年、1000円以上のお金を特定の口座に寄付として送金したことがなくて、そのこと自体に抵抗感を感じてしまっているところがあるのです。寄付したことがないあなた、そうではないですか?
他には、良く「魚をあげるより、魚の獲り方を教えよ」という考え方で、魚を単にあげる行為のように思われる「寄付」を疑問視されている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、現地を見てきた私は、この「魚を捕るやり方」だけ伝えれば現地はうまくいくとは到底思えません。
なぜなら、日本人とケニア人は環境や、立ち位置が全然違うからです。
魚を捕りに行くまでの道中バスに乗るとします。
例えば日本ではその道が綺麗で、バスに乗る運賃も問題なく払えるところ、途上国では道がぬかるみまくっていて、バスの運賃を捻出するのも難しいのです。
なので私たちも「自立支援」としてお母さんたちに副業でサイザルバッグを作ってもらったりしていますが、全てサイザルバッグで賄えるわけではないのです。
今回、政府が補償も何もなくロックダウンを行いました。
ギコンバマーケットなどのお母さんたちが働く場所を、政府が密を失くす為にむやみに取り壊し、貯金なく日銭を稼いでいるお母さんたちにとってはなすすべがありません。
なので食糧支援が絶対に必要な局面です。
私たち日本人はちょっとした貯金口座もあり、コロナで事業が厳しければ他に稼ぐ道を探すというチャンスも携帯から検索できますし、更に給付金という、「魚」を政府からちゃっかり努力なくもらえる立場ですが、ケニアは全くそうではないわけですね。
なので傍から見ると単に魚をあげているような行為に見えるかもしれませんが、特に途上国において緊急時にそういう局面は絶対あるんです。
そしてそう、私たちは自分で努力して生計を立てて生活しているように見えて、日本に生まれたというだけでありとあらゆる局面で魚をちゃっかりもらえる立場にあるんです。
失業給付金や医療保険、幼稚園や保育園無償化に障がい者手帳など、セーフティーネットが充実しているんですね。
先ほど、よく回してる蛇口は躊躇いなく回せるけど、一度も回したことのない蛇口はホコリが被っているし、錆びついていて回らないかもしれないから手を出せない…ということを書きました。
ですが、実際のところ、あなたの寄付の蛇口は、ホコリが被っているわけでもなく、錆びついているわけでもありません。
ネットバンキングなら、スマホ立ち上げて、団体の口座を入力して送金するというだけのこと。
ネットバンキング使っていない方は、何かのついでにATM寄って頂いて、口座番号を入力して送金するということ
です。
やってみると分かります。自分は自分の生活も大事だし…と寄付したことなかったけど、数千円寄付しただけで自分の生活が崩れるようなことは、まずないんだなということが。
ケニアの人が食糧をちゃんと緊急時にもらえることで、良かったと喜んでくれるのが、自分にとっても、すごく嬉しいものであることも分かります!
お金の立場になってみたら・・・そう、金は天下の回り物ですから、お金は世界のことをよく知っています。
なぜ自分は、途上国の人のところに行ったらすぐに家族が生き延びるために食糧費として使ってくれたのに、この人のところに来たら銀行に入れられっぱなしなのか。いつまでここに入れとく気なのか。
こんなところに閉じこもっている間に、あの人やあの団体のところに行けたら途上国の人の生活、果ては命が救えるのに、いつまで閉じこもっていなければならないんだ、と。
あなたのお金は怒っているでしょうか、笑っているでしょうか。ちょっと財布や口座を覗きこんで聞いてみましょう。
私がここまで書いて、寄付をしたことがなかった人に寄付をおすすめするのは、私たちの団体のためだけではありません。
一度寄付をすると、その蛇口は思いの他簡単に開けられることが体験として分かり、寄付のハードルが下がったことで、他の団体にも寄付できるようになります。
私は主にこの団体のためにお金を使っていますが、災害の時や他の国際協力団体も寄付したりします。
この団体に寄付してくださる方も、別の団体に寄付している方が多いです。
つまり、いろんな地域のSOSに対応できるようになっていきます。
すると世界全体・社会全体がいい方向へ向かうと、私は思うんです。
なので、寄付を今までしたことない人が開けたことのない蛇口を開いてみることはとても重要なことです。
額はいくらでも大丈夫です。500円でも1,000円でもいいわけです。10万円でもいいですよ。10万円なくても明日から無問題で食べて行ける人は日本にたくさんいらっしゃいますね。
ちなみにいくらくらいからが、実際に力になれる額かと言われると・・・、うーん、自分がその立場になったとして、もし自分が困窮した状態でお金もらえるとしたらいくらくらい頂けると嬉しいか考えてみてはどうでしょうか。
明日からご飯が食べることができなくなり、とても困っている時に「大変だね」と100円もらったとしたらどうでしょうか。
ケニアの方が日本より物価は安いですが、ガソリン代などは日本とケニアは同じくらいです。
また医療費は日本みたいに健康保険がないので、日本より高くなる場合も多々あります。なので、特にケニアの国際協力はお金がかかる方だと感じています。
こういったことも耳に入れておいて頂くと、コンビニでお釣りを募金箱に入れるくらいの寄付額では、あまり大したことはできないということが分かって頂けるのではと思います。
でも一番最初に寄付をするときは、まず体験してみることが大事だと思うので、自分に無理のない範囲でされるのがいいのではと思います。
はい!私は、あなたを、まだ開けたことのない「寄付」の蛇口までご案内いたしました(o^―^o)
後はあなた次第です。
セブン銀行
チューリップ支店
普通 1106345
亀谷尚美(カメガイナオミ)
今ケニアではお母さんたちが仕事を奪われ、食糧支援が必要です。
コロナの感染も流行っていて感染してしまったお母さんもいるので、きちんと食事からビタミン類を摂って、感染を予防するためにも食糧支援はとても重要です。
これまで14人の方々から68200円の寄付を頂きました。本当にありがたいです!心から感謝申し上げます。
目標は3ヶ月で50万円です。クラウドファンディングのプラットフォームを大々的に使っていない分、手数料はかかりませんので私たちの団体も余分な支出は出さなくていいのでいい方法かもしれませんね。
寄付の蛇口を開いてみたいあなたのご協力、心からお待ちしています!
そうそう、最後に一つだけ寄付のコツを書いておきます。
思ったらすぐ寄付することです。思ってすぐしないと、自分の生活のこと考えたりして逡巡してしまいます。そして最終的にあなたの素晴らしい優しさを分かち合えなくなってしまいます。
ご協力お待ちしています(o^ー^o)
継続支援
継続支援をする一時的な支援
寄付をする本の寄付による支援
古本の寄付をするAmazon・楽天による支援
お買い物による支援をする