ケニアのエイズ患者と孤児を支援しているNGO団体です。日本では大阪と岐阜に支部があります。

問題多発!!孤児のマーザちゃん

亀谷は、マーザちゃんに10年前、マーザがお母さんのおっぱいを吸っているころに会いました。マーザのお母さんはHIV陽性者であり、私はおっぱいを吸っているマーザちゃんを見て愕然とし、母乳移行によるHIVの感染をとても心配しました。

ウィニーにそれを伝えると、非常にこれはデリケートな問題なので、簡単には伝えられないと言っていました。「ちょっとお母さんそれHIV移るから駄目だよ」と簡単に言えないということですね。

扱っている「エイズ」という問題がとてもデリケートで難しいことを知りました。

また私も今なら育児を経験したので分かりますが、母乳はお金がかからなくて貧しい生活をしている人にとっては経済的ですからね。

そんなマーザちゃんは4年前にエイズによって母親を亡くします。お母さんのママロバートはとても明るく、働き者であり、団体の中心メンバーであったため、団体全体にとって本当にショッキングな出来事でした。

 

ママロバートのお墓(右から2人目がマーザ)

特に当時7歳のマーザにとっては、どんなにショックだったことでしょう。私は30を超えていますが、未だに自分の母親がいないということは考えられません。

マーザのお兄さんにロバートがいます。ロバートはお嫁さん、そしてロバート自身の子どもと一緒に住んでいて、そこに引き取られることになりました。

ところがそのお嫁さんがマーザを虐待します。ちょっとしたことで酷く叩いたり、叩いたことを周りに言うなと命令したり…ウィニーはロバートの家に行くたびに、マーザから「お嫁さんが私を叩くの」と涙ながらの報告を受けます。

ウィニーは何度もお嫁さんと話し、虐待しないように話し合いをしましたが、虐待はやまなかったそうです。そんな虐待を受けているマーザを天国にいるお母さんはどんな気持ちで見ていたかなと思います…。

学校が休みの間など、ウィニーがちょくちょくマーザを預かったりしていたのですが、どうしても虐待がやまないということで、ウィニーの堪忍袋の緒が切れて、ウィニーは昨年マーザを完全に預かることを決意しました。

 

マーザとウィニー
孤児のマーザとウィニー

マーザちゃんは今はウィニーの家に住んで11歳!大きくなりました。

これで一安心かと思いきや、自分の子ではない孤児を預かるということはとても大変…とても大きな困難が待ち受けていたのです‼

【困難その1:マーザがウィニーの小金を盗む問題】

お世話になる人からお金を盗むなんて考えられませんが、マーザはウィニーの小金をちょいちょい盗んではお菓子を買ったりすることがあったようです。

マーザのお兄さんのロバートに実は盗癖があり、昔ウィニーからお金を盗んだりしたことがあるそうです。

誰かが誰かのものを盗んだりすることがマーザの家庭でもしかしたら日常的にあったのかもしれませんが、ウィニーはすごくショックだったようです。

お母さんになることはジョークでもなんでもなく大変なことだとウィニーは漏らしていました。なんで私は預かることになったのか…と後悔したこともあったそうですが、ウィニーの子どもの双子がウィニーを励まし、頑張ろうとしているとのことです。

【困難その2:テストの成績がクラス最下位】

「孤児」ときくと、困難な中一生懸命頑張っている子をイメージしたりしますが、マーザは勉強ができなくて、80人中クラス最下位の点数を取ってきたりするようです。

ウィニーは学校から呼び出されます。「テストの成績クラス最下位ですよ」と。

アフリカの家庭教育は戦後の日本のような感じで、スパルタです!

「マーザちゃんと勉強しなさいー!!」おしりぺんぺん!!みたいな感じで厳しくマーザをしつけて勉強させようとしました。

私は「ちょっと叩くと余計に勉強が嫌になるんじゃ~」と言いましたが、ウィニーはお母さん歴が長くあまり言えず、ちょっと厳しくしていたようです。

そんなころに、マーザがウィニーの家を抜け出すという、ウィニーの背筋を凍らせるような行方不明事件が発生します!!

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