ケニアからの報告

ケニアからの報告8~9月

ミーティングについて

ケニアでは8~9月もまだコロナの影響でミーティングができていません。ウィニーが電話でお母さんたちと連絡を取り合ってくれています。

ンジュグナ

ンジュグナは母子感染でHIV陽性者として生まれてきた子です。

HIV陽性者として生まれてきた彼は、ARVを飲み続けることが必要となっています。

ケニアでは病院でARVが無料に配布されている国ですが、最近では、いくつかの病院がARVが十分にないため、遠くの病院までARVを取りに行かないという事態になっています。

彼はもし自分にバイクがあれば、ちゃんと利益が得られるのになぁといつも悩んでいます。

ラティファ

ラティファは8月に無事19歳の誕生日を迎えることができました。ウィニーの子どものイシャとチュチュと同時に8月に迎えました。

9月は20日間の生理の不正出血が続き、とても大変でした。彼女に布ナプキンを使うように言ったら、「なぜ私だけ布ナプキンでウィニーの子のイシャやチュチュは布ナプキンじゃなくていいのか」と言われてしまいました。

時々誰とも話したくないような不機嫌そうな時もあります。でも話しかけます。なかなか孤児を育てるのは簡単ではないけれど、自分自身を励ましていかないといけません。

マーザ

マーザはキリニャガのお父さんとしばらく生活していました。

マーザのお父さんはマーザをレイプした疑いがありましたが、キリニャガのおばあちゃんに会いに行った時にその場に父親もいて、父親がとてもいいお父さんに見えたのでマーザはお父さんといたがり、しばらくお父さんの元にいました。

ただ、いいお父さんにみえましたが、やっぱり非常識で、頑固で、「マーザとセックスしたい」などとあとからマーザの父親がウィニーに電話で言いだし、マーザをなかなか返してくれないことがものすごく心配でした。

でもマーザは無事ウィニーのもとに戻ってきて、何もされていなくて元気だそうです。

私もこの話を聞いたときは相当に心配しましたが、マーザが元気でよかったです。

昔ケニアで教育環境が整っていない時代を生きてきて、その教育をされていない親に常識というものがない家も多く、日本で考えられないような家族内トラブルがある家はケニアでは多々あることでしょう。

ケン

ケンは自分の服やら寝床やらを全て燃やしてしまったり、とてつもなく長い距離を歩いたりと、とても大変な精神状態にありました。

ケンについてはこちらをご覧ください

しかし今は落ち着き、元気になり、エリザの家族を手伝うまでになりました。ケンはエリザのことが大好きでご飯を手伝ってあげたり薬をあげるのを手伝ったりしています。

もしお金があれば、彼に牛を買ってやり、また病気にならなくていいように仕事をさせることもできそうな気がします。

エリザ

エリザの精神状態は良くないです。エリザの周りの環境が良くないので、彼女自身の状態が良くないです。

みんなの前で服を脱ぎだしてしまうなど、とてもよくないです…。日本人には伝えたくなかったけど日本人が支援してくれた分の食料も安い値段で売ってしまったと聞きました。

ケンがそんなことはもうないようにエリザに食糧を隠すようにしています。

もう少し入院してもらって落ち着うことが必要なんじゃないかと。今ママワンガレがキリニャガで彼女のそばにいてくれるのでとても安心です。

ママワンガレ

ウィニーのお母さんです。写真はウィニーと写っています。エイズによる関節痛がとても痛そうです。料理をすることもできないほどの痛さなので、ママベロさんが手伝いに行っています。ママワンガレさんは足が痛く、歩けないほどで、注意深く見てあげる必要があります。

お母さんたちは収入を得るために働き始める必要があります。食料を売る仕事を始めるためにどこで仕事をするとお客さんがたくさんきてくれるかいろいろ試行錯誤しています。

写真のような感じで食料品を売るビジネスができたらと思っています。

商品やサービスはシーズンや需要によって異なります。お母さんたちにガイドラインを示してあげるのがいいかもしれません。

ママベロさんはとてもやる気です。接客をよく知っているので、仕事を始めるのには手伝ってくれるでしょう。

トゥマイニのお母さんたちはHIVや高血圧などの病気を持っているので、コロナにかかった時のリスクが心配されています。

(ウィニーのお母さんの)ママワンガレさんで言えば、病院に居る方がコロナに感染しやすいのではないかと思うので、家で見ていてあげたいです。

ビタミン・シリアル・マグネシウム・カルシウム等たくさん栄養を摂らせ、今一緒に住んでいます。

ママレイモンドとレイモンドはコロナに感染した恐れがあるため、一緒にミーティングを開けません。ミーティングができないでいるのでどうしたらいいかちょっと困惑しています。

ママレイモンドのお姉さんの旦那さんがコロナで亡くなり、約12人の家族が濃厚接触者でとても心配でした。

でもママレイモンドさんも、子どもも9月には良くなりました。本当に良かったです。

食べ物を買い与えるのも、コロナの感染が気になります。私の職場でも一人感染し症状があります。

ナイロビの病院は多くの人でいっぱいになり始め、治療のための備品等が足りなくなってきているため、治療が受けられません。

人々が密集しているスラムに住むお母さんたちにとってコロナはとても危険になってきています。

以上、ケニアからの報告でした!

ケニアでは学校が始まったものの、第二波が訪れて、まだ緊張感があるそうです。途上国は普段からいろんな面で先進国ほどサービスが充実しない中、このような事態に陥ると本当に大変です。

コロナ禍で起こっている世界の経済格差に目を向ける私たち日本人が多くなるほど、解決できる問題は多くなると感じています。

途上国の問題は、私たち先進国の人間がもっともっと関心を持ち目を向けることで解決できることも多いと感じています。

今後ともどうぞご支援よろしくお願いいたします

読んで頂きありがとうございました。

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