コロナ禍で大変なケニアから、6月の報告が来たので、詳しく報告していきます。
ギコンバマーケットで商売をしていたお母さんたちが、コロナ感染対策によるロックダウンのために仕事ができないでいます。
ギコンバマーケットとは・・・
大量すぎるほど大量の屋台に中古の服、靴が並び、たくさんの食料も売られています。ものすごく人々や物ものが密集しており、そこではいろんなものが安く買えます。
ギコンバマーケットから食品など安く仕入れてきて、家の近所の道端で売ったりする人が多く、人々の暮らしになくてはならない存在のマーケットです。
そんなマーケットですが、なんと7月14日には、ケニア政府による強制取り壊し作業が行われてしまいました!!
政府がコロナの感染を止めるためとも、ショッピングモールを作るためともいろいろ言われていますが、何の相談も事前になく、補償もない話です!あまりに酷いです…。
日本でいう、人々の生活の要である卸市場がいきなり政府によって取り壊しにかかられるということ…想像できませんよね!
無茶苦茶酷い話です。
こういった仕事場所を何の補償もなく失くしてしまうことにより、スラムの人々は家賃を払うことさえままならなく大変厳しい状況が続いています。
特にママジャキーさんは大変です。
スラムでは酷い雨季のために水道管が壊れて手を洗ったりみんなが水を確保するのが大変困難な状況でしたが、やっと手を洗う場所ができるようになりました。
しかしスラムは人が密集した地域であるため、ママジャキーさんの孫であるエルシーちゃんとブレッシングちゃんは、感染しやすい状態です。
検疫のため、食料品が高騰しています。ですのでお母さんたちは最低限の食事しかとれないでいます。
ママジャキーさんのARVの薬が変わりました。前に使っていた薬だとウイルスの量が増加してしまったためです。ママジャキーさんに遭った薬ではなかったのです。ですので今体調はエイズウイルスが増えている関係で少し良くない状態です。
お母さんたちは日本からの食料にとても感謝しています。送金されたお金は食料費に使われています。
ラティファは不正出血のため、血を多く失っていて、関節痛を訴えています。
カルシウムやビタミンを摂らないといけない状態です。
検査で子宮の中に腫瘍はなくてホッとしました。ホルモンバランスが崩れているそうです。
ウィニーは彼女のためにフルーツや野菜を買っています。
今学校は休校中です。
マーザは家族の中で一番小さく、いろいろと家事を手伝ってくれています。
敬虔なキリスト教徒で、聞き分けが良く、どこでも買い物に出せます。
ラティファとマーザは休校中ずっとウィニーの家にいて、学校で勉強してきたノートを見返すくらいしか勉強できない状態です。
なので孤児たちはウィニーに料理を習って、ミーティングに来たお母さんたちに料理を出したりしています。
まだまだロックダウンは続きそうなケニアなので、今以上に孤児たちが有意義な時間を過ごせないか私たちも考えていきたいと思います!
ケンは精神状態はよくなってきています。農業を営んでいますが、晴れが続きすぎる日もあれば、大量に雨が降ったりです。
作物が虫食いに遭っています。
孤児エリザの精神状態は本当に回復してきていて精神薬もやめることができました。
ネグレクト気味だった子育ても、前向きに行うことができています。
ンジュグナはエイズ孤児でおばさんの元育てられています。
おばさんの元で生活しているンジュグナは最近おばあさんを亡くし、悲しみに沈んでいます。
バイクを借りて仕事をしているため、バイクが自分のものでないので、借りるお金がいるので思うように稼げないのがストレスになっています。
Tumainiのお母さんたちはコロナの感染拡大に影響をものすごく受けています。
今ケニアでは感染がとても拡大しています。
貧困から何とか脱却しようとする人たちが道端で商売をしたりし始めています。そこではソーシャルディスタンスも何もありません。ですので感染が広がっています。
近くのプムワニ病院でも、マスクなどの物資が少なく感染対策をしきれない看護士が41人も感染し、ちゃんとした感染対策ができるようデモまで起こっているということです。
ケニアの密集するバスには少人数しか乗れないので、運賃がとても高くなり、何人かのお母さんたちはものすごく影響を受けています。
そして今ロックダウンされている現状、食糧支援のために資金がとても必要な時期で、補償も何にもないケニアのお母さんたち孤児たちを助けて下さると嬉しいです。
読んで頂きありがとうございました。
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