日本でのボランティア活動

自分で稼いだお金は自分の力だけで稼いだお金じゃない

こんにちは!かめです。

今回自分で稼いだお金について考えてみたいと思います。

多くの日本人は、仕事をして、お給料や、その日の売上を頂いて、「自分のため」、「または自分の家族のため」にお金を使っていると思います。生活費や娯楽費や水道光熱費や教育費、家賃やローン返済、貯金…といろいろ払っていますね。

だって自分で稼いだお金だから。自分のために使って何が悪いのでしょう。

多くの人がそう思っていると思います。

国際協力している私は、全然違う考えを持っています。

ケニアに行くと、私たちは自分の力だけで稼いでいるわけではないことに、ものすごく気付かされます。

まず自分で稼ぐには、ある程度のベースが必要なんです。そのベースが途上国では当たり前ではないことが多いんですね。

そのベースとは何でしょう。何を思いつきますか?

仕事のベースになるものその①教育

まず、もちろん仕事するには教育が必要です。計算できて字が書けることは仕事では必須です。

ですが、サハラ以南アフリカでは5人に1人以上が就学できていません。5人に1人の子どもが学校も行かずその辺うろうろしてるなんて日本ではありえないですよね。

当たり前すぎて感じることも少ないのですが、私たちは教育を受けられる環境で育ってきたからこそ、今の仕事ができているんですね。

仕事のベースになるもの②インフラ

水道をひねれば当たり前に水が出てくるのは、日本の話であり、未だ多くの国ではそれが一般的ではありません。止まったり出たりを繰り返したりします。

水が止まることがよくあるケニアで、私は水が出ないとイライラし、水が出てくると嬉しかったのを覚えています。

綺麗な道も仕事場に行くには大切です。特に田舎では道がぬかるんで行くはずのところに行けなくて仕事にならないこともしばしばです。

もちろん電気についても、同じことが言えます。日本では電気がいきなりストップして、滞りなく仕事ができる職種は少ないのではないでしょうか。

仕事のベースになるもの③セーフティーネット

セーフティーネット…社会保障ですね。

日本では、仕事中交通事故で大けがしたら、救急車はただで来てくれます。無事に治療され、リハビリを受けることができます。途上国ではこうしたセーフティーネットがない中、病気になって苦しみ仕事に復帰できない人たちも多いですね。

失業したら失業保険がもらえるのも当たり前ではありません。「もしも」の時に充実したサポートがあるからこそ、私たちは安心して働くことができます。

他にもいろいろあると思います。電気製品の恩恵に与っている部分も大きいですし、セクハラやパワハラが問題となる国かそうでないか、ジェンダーの問題など、いろいろあると思います。

そう考えると、私たちは私たち自身の力に加えて、元々のベースがしっかりあるからこそ今稼ぐことができることに気がつきます。

なので私は、私の考えですが、自分の稼いだお金は「運よく恵まれたラッキーな立場で」「ありがたく」稼がせて頂いているという意味で、まだそういったベースがきちんとしていないところに還元していってもいいのではないかなぁ…と思うのです。

勿論、できる範囲でですが。

戦後日本は海外からたくさん支援を受けました。だからこそ、今の日本の発展もあるでしょう。今私たちは間違いなく地球に還元できる立ち位置にいると思うのです。

日本に生まれたというだけで、ものすごい恩恵に与っている、その上で稼ぐことができている…まず、そう気づくところから、誰かを支援しようという気持ちになれるのではと思います。

読んで頂きありがとうございました。

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